もすもすスープの暮らし

記述には時差があります。ゆるくイタリア語を学習しています。

夏のおもひで 2018

ちょうど昨年の今ごろから、田舎の家と東京の家との二重生活をしている。

東京の家は集合住宅でかつ借家だが、田舎の家は庭付き木造一軒家。夏場、閉め切りにして大変なことになるといけないので、今夏はほぼ2カ月間、田舎の家で暮らしていた。ケイタイとネット環境さえあれば、普段と変わりなく仕事ができるのは、ホントにありがたいことだ。

夏場、田舎の家で生活する際のポイントは、1.家中の窓を開け放って、小さな木造の家に風を通す  2.庭の手入れ の2点で、もちろん、大変なのは後者である。

7月末にしばらくぶりに田舎の家に着くと、庭(兼、家庭菜園)は、こんな感じ。

f:id:mostarda:20180928204206j:plain

相当ひどい…。

そして、この状態が、狭いような広いような庭一面に広がっているのである。なんとなく、目にしただけで、脳が働くのをやめてしまう光景である。

丈の高い草むらを草刈り機で、一気に薙ぎ払うのはそんなに難儀ではない(に違いない。たぶん)が、こういう、丈の低い雑草が一面にびっしり生えているのは、本当にやっかいである。

とりあえず、仕事の合間に、チマチマと草むしりをする。暑い。平気で気温が34℃とか35℃になる。もしかすると36℃になっているかも。蚊がやってくる。日差しも半端ない。それで、長そで、長ズボン、フードをかぶった上に麦わら帽、綿のマスク、軍手+ゴム手袋、という、近所の人が見たら二度見しそうな全身防備で作業をする。当然すぐ汗だくになる。蚊は寄ってくる。根性という言葉とは無縁なので、すぐ家の中に逃げこむ。まぶしい夏の太陽を浴び、雑草は、抜いた分以上にすくすくと伸び、当然、庭は、いつまでたっても雑然とした状態である。

ちなみに、これが8月中旬の庭のどこか。ひどい。進歩が感じられない。

f:id:mostarda:20180928203235j:plain

ニラと、さつまいもと、雑草が一体となって、えもいわれぬハーモニーを奏でている。

しかし、こんな野生の王国のような庭でも、収穫がある。これはオクラの花で…、

f:id:mostarda:20180928215018j:plain

花のあとには実ができる。

f:id:mostarda:20180928213127j:plain

すんばらしい。種を蒔いたら、できた。一袋100円くらいの種で、ジャンジャンできたので、ちょっと錬金術みたい、と、思ったりする。

ナスは、ホームセンターで苗を買った。

f:id:mostarda:20180928215039j:plain

これは錬金術とまではいかなかった。

f:id:mostarda:20180928214031j:plain

しそは、しそ御殿ができそうなぐらいワッサワサと生えていたので(もちろん栽培したのではない。勝手に生えたのである)…、東京で10枚セット150円くらいで買っている身としては、少しはなんとかしよう、と思い、虫食いのない、美しいところを選び、

f:id:mostarda:20180928212234j:plain

ネットで調べて、しそ味噌なるものを作ってみた。

f:id:mostarda:20180928212406j:plain

おいしい。ごはんにあう。でも、大量にできたので、まだ余っている…。

近所の手前、雑草感を薄めようと思って、園芸植物を植えたりする。

f:id:mostarda:20180928215625j:plain

5~6月に種を蒔いておいた朝顔も、8月を過ぎてから花がついた。

f:id:mostarda:20180928215104j:plain

……新たなジャングルの発生…?

7月の頭に読み始めた洋書は、中断しつつも1か月で読了。

あちこちで、とても評判のよい、R.J.PalacioのWonder。日本語訳も出ていて、こちらもとても評判がよいようす。映画にもなっている。

英語はとても平易。1章、1章が短いのも、読みやすい。高校生くらいなら、苦労せずに読めると思う。

Amazonのレビューを見る限り、洋書版も日本語版も、泣けた、泣けたと、とても評価が高いのだが、残念ながら、わたしの感想は、まあまあ。前半の主人公たちの鬱屈した思いや哀しみは、読み応えがあったのだけれど、結末はあれよあれよ、という感じで、妙に安直に感じてしまった。

この小説で、新たに覚えた単語は、dude。話の中で、男の子たちは、お互いに、dude ばっかり言っている。気づくと、世間のネイティブのtwitterにも、dude は頻出していて、こういう今時の言葉はほとんど知らないので、ちょっと物知りになった気分である。

そして、夏の間、起きている時間の7割くらいは雑草のことを考えていたので(残りの2割は、庭にやってきてフンをしていく隣の飼い猫のこと)、どうせならテキのことを知ってみようと思って、読んでみたのが、稲垣栄洋氏の「雑草はなぜそこに生えているのか」。

これが、ヒット! 植物がこんなに面白い(そしてなんとなくオソロしい)生き物だったとは…!!

 そして、こちらも、テキのことをより知るために購入。名前くらい、わかるようにならなくては…!

2冊読み、雑草をなくすためには、雑草を抜いてはいけない、ということがよくわかった。せっせと草むしりをするのは、まさに雑草を育てているようなものなのだ。

稲垣栄洋氏は、たくさん植物の読み物を出していて、かつ、kindleになっているので、じゃんじゃんサンプルをダウンロードして、出だしを読んだ。どれもこれも魅惑的である(しかし、図書予算をにらみながら、購入を考えないと…)。

これまでまったく知らなかった「植物学」について知れたのが、この夏の新たな発見といえば、発見か。