もすもすスープの暮らし

記述には時差があります。ゆるくイタリア語を学習しています。

覚書:STAY HOME中の読書 

すぐ忘れてしまいそうなので、4中旬~5月前半までに読んだ本を記録。見事に新作はなし。STAY HOMEといっても、わたしは普段から家で仕事をしているので、驚くくらい日常生活は変わっていないのだが……。

 

1.村上春樹色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

まずい、もう忘れかけている…。5年くらい前(←いいかげん)に読みかけて中断して、それっきりになっていたもの。タイトルと表紙の雰囲気から、勝手に主人公は装丁家かエディトリアルデザイナーかと思い込んでいた。まったくの思い込みだった。また、中年男性かと思っていたが、それも違っていた。いろいろ思い込みが激しかった。

序盤、なかなか物語の中に入れず、「おや、わたしも村上春樹が読めなくなったか…?」と思ったが、大丈夫だった。読めた。おもしろく読めた。

なぞがなぞのままに終わる点がいくつかある。そういうのがしんどいひとは、読了後、ハラが立つかもしれない。わたしも昔だったらそうだったかも。小説なのに完成度が低いと。でも、ある程度年をとった今は「そういうことってある」と思う。現実で、ナゾが解決できないことは往々にしてある。ナゾはナゾなまま、そしてそれは決して忘れ去ってしまったわけではなく、心のどこかにひっかかったまま生きていく。そういうことってある。

ちなみに、村上春樹で好きな作品は、「ダンス・ダンス・ダンス」「羊をめぐる冒険」「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」、好きでない作品は「国境の南、太陽の西」(タイトルはすてきだけれど)。

 

 2.中島京子「かたづの!」

おもしろかった。特に味のあるエピローグの部分が大好き。

 

3.ドン・ウィンズロウ仏陀の鏡への道」

再読。たぶん、3回目。「犬の力」のドン・ウィンズロウによる、比較的ハード過ぎない(出血量の少ない)探偵シリーズものの第2巻。忘れっぽいのがさいわいして(?)、とても楽しめた。最初の読了後「ハックリベリー・フィンの冒険」を買ったが今回も、読了後「ハック・フィン」のページを開いた。

文化大革命ものは、小説の背景として読むだけでもしんどいが、エンタメとして読み応えのあるものが多い。

バルザック小さな中国のお針子」とか、

 S.Jローザンの探偵ものの「ゴースト・ヒーロー」とか。

 

英語の読書も……と思うが、いまのところ、何にも手をつけていない。現在は「北京から来た男」の冒頭を読んでいるところ。今のところおもしろい。